米トイザらスが破産法適用を申請 ネット通販拡大で苦戦
ニューヨーク(CNNMoney) 米おもちゃ販売大手トイザらスが18日、連邦破産法11条の適用を申請した。インターネット通販が広まっている影響で、近年業績が悪化していた。
トイザらスが抱える負債は約50億ドル(約5600億円)に上る。
同社の本社は米ニュージャージー州にあり、従業員は全世界で6万5000人近く。
カナダの子会社も並行して破産手続きを進めるが、世界約1600店舗での営業は続けるという。米国とカナダ以外の約255店舗については申請の対象になっていない。
トイザらスは近年、米アマゾンなどの通販業者に市場を奪われて苦戦していた。2005年に投資ファンドのグループに買収されたが、その後も赤字が続き、今年第1四半期は売上高が前年同期を4%余り下回った。損失は1億6400万ドルと、前年同期の1億2600万ドルからさらに膨らんでいた。
第2四半期の決算発表は26日に予定されている。