イエレン氏、辞表を提出 FRB理事職からも退任
ニューヨーク(CNNMoney) 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長がトランプ米大統領に対して辞表を提出したことが22日までに分かった。イエレン氏の議長としての任期は来年2月に切れるが、この時点で理事職も退任することになる。
トランプ大統領は先ごろ、次期FRB議長としてジェローム・パウエルFRB理事を指名していた。
イエレン氏の理事としての任期は2024年まで残っていた。理事として残れば、金融政策に対する投票権もあった。しかし、イエレン氏は前任者であるベン・バーナンキ氏と同じ道を選んだようだ。バーナンキ前FRB議長も、イエレン氏が後任に就いた時点で、FRBを離れていた。
イエレン氏はトランプ大統領にあてた辞表の中で、FRBの業務に携われたことは非常な栄誉だったと伝えた。
トランプ大統領は10月、イエレン議長が素晴らしい仕事をしているとしながらも、2期目の続投はないとの考えを明らかにしていた。