米メディア大手メレディス、タイムを28億ドルで買収
ニューヨーク(CNNMoney) メディア大手の米メレディスは26日、米出版大手のタイムを28億ドル(約3000億円)で買収することで合意したと発表した。
メレディスは買収を通じて、創刊95年を迎えるタイム誌のほか、ピープル、スポーツイラストレイティッド、フォーチュン、エンターテインメント・ウィークリーなどの有力誌を傘下に収める。
両社の株式市場での時価総額はほぼ同程度。メレディスは買収資金調達のため、約36億ドルを借り入れる。
合併後の同社のうち、6億5000万ドル相当は、チャールズ・コーク、デービッド・コーク両氏が経営する会社に売却する。両コーク氏は、共和党などの保守系に巨額の寄付を行っている。
メレディスの発表によると、両コーク氏は取締役には就任せず、メレディスの編集方針や経営方針に対する影響力も行使しない。
最盛期のタイムは世界各国で週刊誌を発行し、ニュース、スポーツ、レジャー、エンターテインメントなど幅広い分野で読者に影響を与えてきた。
1989年にはワーナー・コミュニケーションズと合併し、当時の米メディア最大手タイム・ワーナーが誕生した。同社はCNNの親会社。