今年のクリスマスツリーは品薄で高め、不況減産が響く 米
ニューヨーク(CNNMoney) 米国のクリスマスツリー植栽業者団体は14日までに、今年のクリスマスツリーの供給量は例年に比べて少なく、値段は全米で高めになっていると報告した。
2000年代半ばの不況を受け、業者が生産や新たな植栽を縮小させたことの副作用となっている。ツリーには高さ7〜8フィート(約2.1〜2.4メートル)の松や「フレイザー」「ノーブル」「ダグラス」などの各モミが使われる。
ツリー植栽産業で全米2位のノースカロライナ州農務行政当局の報道担当者も今年は品薄になっていることを確認。景気低迷後の過剰状態を受け、同州では小規模業者の撤退が生じたとも述べた。
全米農業統計によると、ツリーの2012年の生産量は02年と比べ30%以上、低下した。
クリスマスツリー植栽業者団体の報道担当者によると、新たな植栽に着手する前には古い樹木の処理が必要。米経済の回復と共に業者は需要増への対応を迫られている。値段は今年、5〜10%上昇しているという。