家具大手イケア、インドに1号店 40都市への進出目指す
インド・ハイデラバード(CNNMoney) スウェーデンの家具大手イケアは9日、インド・ハイデラバードに1号店をオープンする。イケアは巨大市場インドの40都市以上への進出を計画している。
店舗の面積は約3万7000平方メートル。年間700万人の来店を見込んでいる。イケアは向こう数年でインドに1050億ルピー(約1700億円)を投資する方針。2025年までに25店舗を開設するとしている。今後、イケアが店舗を構えることを計画しているのはムンバイやベンガルール(バンガロール)、グルガオンなど。最終的には40以上の都市に進出する。
来年にはインターネット上にも小売りのためのプラットホームを設けるという。
イケアのインド部門の最高経営責任者(CEO)は「我々は長期的な関与を行う。インドは未来だ」と強調した。同CEOによれば、インドの人口は13億人で過半数が25歳未満と非常に魅力的な市場だという。
イケアはこれまでにもインドへの進出を目指してきたが外国資本に対する規制から店舗を開設できずにいた。こうした規制が緩和されたことが、1号店のオープンにつながった。
ハイデラバードで売られる商品約1000点はインドで生産されている。その中にはインド市場向けの圧力鍋やココナツ繊維で作られたマットレスなども含まれている。
インドでは年収の平均が約22万円以下であることから、約1000点の商品は200ルピー(約300円)以下の価格となっている。