化粧品から「アスベスト検出」 米クレアーズ、FDAに反論

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
化粧品の中からアスベストが検出されたとのFDAの発表にクレアーズが反論している/Nick Ansell/PA Wire/AP

化粧品の中からアスベストが検出されたとのFDAの発表にクレアーズが反論している/Nick Ansell/PA Wire/AP

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は5日、米アクセサリー雑貨大手「クレアーズ」のブランドで販売されていた化粧品3種類にアスベスト(石綿)が含まれていたと発表し、消費者に使用中止を呼び掛けた。

FDAによると、クレアーズの「アイシャドー」「コンパクト・パウダー」、顔に陰影をつける「コントゥアー・パレット」からアスベストが検出された。いずれも現在は販売されていない。

FDAによると、米「ジャスティス」ブランドの化粧品1種類からもアスベストが検出されたが、これも2017年にリコールされている。

クレアーズは声明で、FDAが指摘した3種類や、アスベスト混入の恐れがあるタルク(滑石)を含んだ製品は全て、すでに販売を中止していると説明した。

同社はさらに、FDAの検査結果には誤りがあると主張。製品中の繊維をアスベストとした判定は、米環境保護庁(EPA)と米薬局方(USP)の基準に反しているとの見方を示した。FDAにこの問題を指摘したにもかかわらず結果が発表されたことに「失望した」と述べ、製品の安全性を証明できるよう引き続き働き掛けていく構えを示した。

クレアーズは17年、同社の化粧品からアスベストが見つかったとの報道を受け、9製品を店頭から回収していた。FDAが発表したのは、その一部についての検査結果だった。

アスベストは繊維状の鉱物で、吸い込むと肺がんなどの原因となることが指摘されている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]