ボーイング737MAX、移動中に緊急着陸 フロリダ
(CNN) 米フロリダ州のオーランド国際空港で26日、ボーイング新型旅客機「737MAX」が飛び立った直後にエンジンの不具合で引き返し、緊急着陸した。
緊急着陸したのは、同型機の墜落事故が続いたことを受け、運航停止措置の対象となった米サウスウエスト航空機のひとつ。
同航空によると、一時的な格納先となるカリフォルニア州ビクタービルへ移動する予定だったが、離陸直後の午後3時前、搭乗していた操縦士2人からエンジン性能に不具合があるとの報告が入った。
操縦士らは決められた手順に従い、無事オーランド空港に戻った。同機に乗客は搭乗していなかった。
緊急着陸した滑走路は一時的に閉鎖されたが、空港の発着便に影響は出ていない。サウスウェスト航空は機体をオーランドの整備施設へ移して点検する予定だ。
737MAXの墜落事故をめぐっては、エンジンの不具合ではなく、自動制御システムの誤作動が原因となった可能性が指摘されている。緊急着陸との関連性は今のところ明らかでない。