世界最速の高速鉄道「ALFA-X」、走行試験を開始

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2030年の営業運転開始を目指すALFA-X/East Japan Railway Company

2030年の営業運転開始を目指すALFA-X/East Japan Railway Company

(CNN) JR東日本は10日、次世代新幹線の試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」による走行試験を開始した。

走行試験は3年間にわたり仙台―新青森間で夜間に週2回実施される予定。ALFA-Xの性能上の最高時速は400キロに達する。運行開始は2030年ごろになる見通しで、世界最速となる時速360キロでの運転を目指す。

ALFA-Xは中国の高速鉄道「復興号」の速度も上回る見通し。復興号は設計上はALFA-Xと同等の最高速度を出せるが、営業運転時の時速は10キロ遅い350キロにとどまる。

営業運転速度は最高360キロを予定している/East Japan Railway Company
営業運転速度は最高360キロを予定している/East Japan Railway Company

ALFA-Xは近未来的なデザインで、10両編成の先頭車両は長い「鼻」のような形状になっている。

日本では1年ほど前、次世代新幹線「N700S」の走行試験も始まった。2020年の営業運転開始を予定しているが、最高速度は現行のN700と同じ時速300キロを予定している。

JR東海の超電導リニアモーターカーは2015年、実験線で時速603キロという世界最高速度を記録しており、ALFA-Xの走行試験でどれだけスピードが出てもこれには及ばなそうだ。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「のりものだいすき」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]