中国GDP、1~3月期6.8%減 新型コロナ禍で初のマイナス成長
香港(CNN Business) 中国国家統計局は17日、2020年1~3月期の国内総生産(GDP)が前年同期比で6.8%の落ち込みを記録したと発表した。
ロイター通信がまとめたアナリスト予測のマイナス6.5%を下回り、四半期ベースの成長率としては数値の公表を始めた1992年以来最悪の水準となった。
新型コロナウイルス感染拡大の発生を受け、中国政府は1月下旬に国内をほぼ完全に封鎖。ウイルスの蔓延(まんえん)を抑え込もうとした。
大掛かりな対策が功を奏し、現時点で国内での感染拡大は制御できたように見える。国が発表する感染者数は急減し、最初に感染が広がった都市である湖北省・武漢の封鎖は今月初めに解除された。