ドイツ銀行、米従業員は来年7月まで在宅勤務可能に
ニューヨーク(CNN Business) ドイツ銀行が米国内の従業員に対して2021年7月まで在宅勤務も認めるとの選択肢を提示したことがわかった。CNNが入手した社内メモで明らかになった。
ドイツ銀行はニューヨーク市に約5000人の従業員を抱えている。同行は子どもたちの散発的な学校のスケジュールと仕事とのバランスを図る必要のある従業員に対して自宅からの勤務という選択肢を提供する。
社内メモでは、ニューヨーク市が新型コロナウイルスの封じ込めに成功しているものの、公共交通機関や清潔さ、治安、そのほかの生活の質の問題に対する懸念は理解でき、多くの従業員がすぐに仕事場に復帰することを望んではいないだろうとしている。
ドイツ銀行の決定の前には、米金融大手JPモルガン・チェースが新型コロナウイルスで陽性となったとして従業員の一部を自宅に戻していた。JPモルガンでは、ダイモン最高経営責任者(CEO)が自宅勤務の取り決めの延長について疑義を表明し、全てではないが一部の従業員の職場復帰を始めていたため、新型コロナウイルス陽性の従業員が出たとの報道に注目が集まった。