貨物機のエンジンから出火、破片落下で2人軽傷 オランダ

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マーストリヒト・アーヘン空港の外観/Frank Kerbusch/BSR Agency/Getty Images

マーストリヒト・アーヘン空港の外観/Frank Kerbusch/BSR Agency/Getty Images

(CNN) オランダ南部マーストリヒト郊外の上空で21日、貨物機がエンジントラブルを起こし、機体から落下した破片で2人が軽傷を負った。

地元当局などによれば、ボーイング747―400型の貨物機がマーストリヒト・アーヘン空港を離陸した直後、エンジンから出火した。

貨物機を保有する英領バミューダ諸島の航空会社、ロングテール・アビエーションによると、同機は米ニューヨークへ向かっていたが、操縦士らは管制の承認を得たうえでルートを変更し、ベルギーのリエージュ空港に無事着陸した。

当局によると、落下した金属片で2人が軽傷を負い、このうち1人が病院へ運ばれた。複数の車両や家屋にも被害があったという。

自動車に刺さった貨物機の破片=2月21日/Track88
自動車に刺さった貨物機の破片=2月21日/Track88

同空港によれば、同機は一般貨物と薬剤を運んでいた。離陸の数秒後に管制がエンジン火災に気づき、連絡を受けた操縦士らがこのエンジンを切って緊急信号を出した。安全な着陸先として、滑走路の長いリエージュ空港が選ばれたという。

米国でも20日、コロラド州デンバーの空港を出発したボーイング777―200型機が直後にエンジン故障を起こし、郊外の住宅地に破片が落下した。機体は空港へ引き返し、けが人は出なかった。

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