食肉大手JBSにサイバー攻撃、システム復旧急ぐ
ニューヨーク(CNN Business) ブラジルの食肉大手JBSが5月30日にサイバー攻撃を受け、北米とオーストラリア向けの情報システムが被害を受けたことが分かった。
同社によると、この攻撃で顧客や仕入れ先、従業員のデータが流出したり、悪用されたりした形跡は今のところ見つかっていない。
攻撃元は不明。同社は外部の対策業者と協力してシステム復旧を急いでいる。作業には時間がかかる見通しで、顧客や仕入れ先との取引に遅れが出る可能性もあるという。
JBSは世界15カ国に拠点を持ち、販売先は約100カ国に上る。
米国では最近、燃料パイプライン大手のコロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受け、6日間の操業停止を余儀なくされた。現在は通常の操業を再開している。