麻薬組織の急襲作戦で25人死亡 警察に非難の声も ブラジル
ブラジル・ポルトアレグレ(CNN) ブラジル・リオデジャネイロのスラム街で6日、警察が麻薬密輸組織の急襲作戦を強行し、州警察によると警察官1人を含む25人が死亡した。
新型コロナウイルスの流行が続く中、同国の最高裁は、特別な例外を除いてそうした作戦を実施することを禁止していた。
州公衆安全局の統計によると、リオデジャネイロ州では2020年だけで1239人が警察によって殺害されている。
リオデジャネイロ警察は6日の記者会見で、未成年が麻薬密輸組織のメンバーにさせられることを防ぐ目的で、作戦を実行したと強調した。
警察の発表によると、今回の作戦は数カ月にわたる捜査を経て実行に移し、警官200人の参加。6人を逮捕して、銃20丁と「大量の麻薬」を押収した。
死者のうち24人は、警官を殺害しようとした麻薬取引の犯罪者だったと警察は強調したが、それを裏付ける証拠は示していない。