キャンベルスープ缶、50年ぶりにデザイン一新へ
ニューヨーク(CNN Business) 赤と白のデザインでおなじみのキャンベルのスープ缶が、約50年ぶりにデザインを変更することになった。
配色はそのままとなるものの、商品のロゴタイプは陰影の部分が取り除かれ、創業者であるジョセフ・キャンベル氏の署名を基にしたフォントに多少の変更が加えられるなど、「現代化された文字列」になるという。
その他にも、1898年以来のオリジナルラベルに合わせて傾斜させたOの文字など、スープの単語の文字フォントが一新される。また、キャンベル氏の署名のデザインに由来するCの文字が、「スープ」の単語のそばの隣にあしらわれたアイリスの図柄に取り入れられる。新たにデザインされたラベルは、トマトスープ、クリームチキン、クリームマッシュルーム、チキンヌードルなどの製品に使用されるという。
これまでのバージョンのデザイン/Justin Sullivan/Getty Images
キャンベルスープ社は声明で、今回の変更はこれまでのバージョンと「同様の心地よさ、善良さ、米国らしさの感覚を今まで通り呼び覚ます」と述べるとともに、新型コロナ感染症のパンデミック(世界的大流行)によって自宅で調理することが増えている新しい世代の顧客において、ブランドがイメージチェンジされることを望んでいると話している。