米フォード、アップルの自動運転車プロジェクトの責任者を採用
ニューヨーク(CNN Business) 米自動車大手フォード・モーターは7日、米アップルで自動運転車の開発に携わってきたダグ・フィールド氏を先進技術と組み込みシステム部門の責任者として採用したと明らかにした。
フィールド氏は過去3年間、アップルで「特別プロジェクトグループ」の副社長として働いており、自動走行する電気自動車(EV)の製造に向けて主導的な役割を果たしていると報じられていた。フィールド氏はテスラやセグウェイでも働いた経歴を持つ。自身のリンクトインのページには、1987~93年にフォードで勤務していたとも記されている。
フィールド氏の採用はEVをめぐる競争が激しくなるなか、フォードにとっては追い風となりそうだ。フォードは、2030年までに販売する自動車の40%をEVとする目標を掲げており、今後数年でEVや自動運転車の分野に数百億ドルを投資する計画だ。
アップルは自社の自動車開発計画について公にはしていないものの、ここ数年、開発に関する観測が流れていた。
アップルは声明で、フィールド氏のアップルへの貢献について謝意を示した。フィールド氏の後任についてはコメントしなかった。