ファイザー製ワクチン、若者の入院予防で93%の有効性
(CNN) 米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルス向けのワクチンが12歳から18歳の入院予防について93%の有効性があることがわかった。米疾病対策センター(CDC)の研究によって明らかになった。
年齢層の間でわずかに違いが出た。12~15歳の有効性は91%、16~18歳の有効性は94%だった。
研究では、464人の患者を調べた。179人が新型コロナウイルスで入院し、285人はほかの理由で入院していた。今年6月から9月にかけて16州の19の小児科病院で調査が行われた。当時はデルタ変異株が優勢だった。72%の患者が少なくとも1つの基礎疾患を抱えていた。68%が学校に登校していた。大部分の患者は南部の州からで、当時は南部は新型コロナウイルスの感染が高かった。
発症の少なくとも14日前にファイザー・ビオンテックのワクチンの2回目を接種していれば、ワクチン接種を完了したとみなされた。接種が1度きりだったり、2回目の接種から14日が経過していなかったりした場合は分析から外された。
新型コロナウイルスによって入院した179人のうち97%がワクチン未接種だった。
CDCによれば、昨年8月以降で6万5000人以上の子どもが新型コロナウイルスによって入院し、約700人が死亡している。
CDCによれば、ワクチン接種を終えたのは12~15歳で46%、16~17歳で54%となっている。