ファイザー、コロナの抗ウイルス薬の緊急使用許可を申請 米
(CNN) 米製薬大手ファイザーは16日、米食品医薬品局(FDA)に新型コロナウイルス感染症の抗ウイルス薬「パクスロビド」の緊急使用許可を申請中だと発表した。
ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は「パクスロビドの最近の臨床研究で圧倒的な有効性が達成された」と述べ、許可が下りれば死亡や入院を防ぐ力になると言及。コロナとの闘いで「経口抗ウイルス治療が担う極めて重要な役割」を示すものだと強調した。
パクスロビドは別の抗ウイルス薬「リトナビル」とあわせて投与される。重症化や死亡のリスクの高い患者に対し、軽症から中等症の新型コロナウイルス感染症の治療で使う。
ファイザーは今月、臨床試験の中間分析結果として、発症後3日以内にパクスロビドを投与された患者の死亡や重症化のリスクが89%減少したと公表していた。