ホリデーに必須のクリームチーズが品薄、物流混乱にサイバー攻撃が追い打ち
シュライバーフーズによると、品薄状態はそれほど長くは続かない見通しだが、解決までには「もう少し」時間がかかるとしている。
2020年のクリームチーズ需要は、コロナ禍で自宅でチーズケーキを焼く人が増えた影響で、前年より18%増えた。食品大手クラフトによれば、21年も同じような状況だった。
クリームチーズの品薄を受け、創造性を発揮するメーカーや飲食店もある。「フィラデルフィアクリームチーズ」で知られるクラフトは、自家製チーズケーキを作るためのクリームチーズが入手できないという人のために、別のデザートの購入代金を負担するキャンペーンを展開した。専用サイトから申し込んだ人の中から1万8000人に、20ドルを贈呈するとしている。
例年であれば年間1800トン以上のクリームチーズを使用するニューヨークのチーズケーキ店は、定番商品の断続的な生産中止に追い込まれた。報道によると、ニューヨーク市内のベーグル店も軒並み、供給確保に苦労している。