スタバ、中国の店舗で警官とトラブル 「誤解」と主張
北京/香港(CNN Business) 中国南西部の重慶市にある米コーヒーチェーン大手スターバックスの店舗で、食事をしようとした警官グループが追い出されたとの情報が拡散し、SNS上で同社への批判が巻き起こっている。
スターバックスが14日に発表したところによると、この店舗には13日、警官4人のグループが訪れ、テラス席での食事を希望した。ところが後になって、その席で食事をしたいという別の客が現れたという。同社は「席の案内に使われた言葉が適切でなかったため、店員と警官の間で誤解が生じた」として謝罪した。
これをきっかけに、警官のグループが店から追い出される事態になったという話が拡散。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」では今週、その話題の閲覧回数が2億を超えた。
14日には中国共産党機関紙、人民日報がウェイボーを通し、スターバックスは傲慢(ごうまん)な態度を改めるべきだと主張。同社に警官を追い出す権限はないと指摘した。
スターバックス側はウェイボー上の声明で、店から警官が追い出された事実はないと説明している。
中国はスターバックスにとって米国に続く主要市場だが、昨年12月には中国の2店舗で期限切れの食材を使ったと報じられたことを受け、調査の実施や公の謝罪を余儀なくされた。