国民に安く、外国人に高いガソリン販売制度開始 ハンガリー

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ブダペストのガソリンスタンドで給油を待つ車両の列/Attila Kisbenedek/AFP/Getty Images)

ブダペストのガソリンスタンドで給油を待つ車両の列/Attila Kisbenedek/AFP/Getty Images)

(CNN) ハンガリー政府は全国の給油所で国民には安く売り、外国人には割高の価格を要求する制度をこのほど導入した。

先月下旬からの実施で、国民には1リットルあたり1.30米ドル相当、外国人の運転手には割増の料金を請求している。

国内でガソリン入手を狙った「観光」が増えている現状を踏まえた措置とし、低価格はハンガリーの自動車の登録番号の保持者のみに提供すると説明した。

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ハンガリーも加盟する欧州連合(EU)は先に、ロシア産石油に対する禁輸政策を発表。ただ、ハンガリーが大きく依存するパイプライン輸送などは除外する特例措置も承認していた。

同国を率いるオルバン首相はポピュリスト路線ともされる強権政治が批判を浴びているが、国内事情を盾にロシア産原油の禁輸に強く抵抗もしていた。

ハンガリー首相府の責任者は会見で、燃料価格の凍結は欧州内で最善の水準を保証しているものの、悪用がはびこっているためハンガリーに登録済みの車両のみに割安で供給していると述べた。

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