国民に安く、外国人に高いガソリン販売制度開始 ハンガリー
給油所でのガソリン価格は隣接する欧州連合(EU)加盟国内でここ数カ月間、高騰。ハンガリー内では割安であることを踏まえ、一部の近接国の住民が越境して入手する動きが目立っていたともされる。
欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会によると5月の第4週の時点でスロバキア、クロアチアやオーストリアでの1リットルあたりの価格は約1.80ユーロで推移。ルーマニアやスロベニアでは約1.60ユーロだった。
ハンガリー政府は昨年11月、燃料や日常生活の維持に必要な一部の食品の価格抑制策を発表。物価が急速に値上がりする事態を受け、今年4月の総選挙をにらんだ対策だったとされる。