米民間部門の雇用、8月は13.2万人増 伸びは鈍化

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米カリフォルニア州の建設現場で働く作業員/David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

米カリフォルニア州の建設現場で働く作業員/David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米国では8月に民間部門で雇用が13万2000人増加したことがわかった。給与処理サービス大手のADPが明らかにした。数カ月間にわたって雇用は堅調に伸びていたものの、今回の数字は雇用のペースの減速を示唆している可能性がある。

ADPの数字は市場予測である22万5000人増を下回った。

ADPのチーフエコノミスト、ネラ・リチャードソン氏は、「過熱していた雇用の増加からより通常の増加へ移る変曲点にいるかもしれない」と指摘。今回の数字からは、企業が人員増を減速させていることが読み取れるとの見方を示した。

ADPによれば、チップや歩合、ボーナスなども含んだ包括的な収入を意味する「年収」が7.6%増加したこともわかった。この数字は、これまで報告されていた賃金上昇率を上回っており、インフレが従業員の収入を押し上げるのに役立っている可能性があることを示唆している。

ADPによれば、転職した人の方が転職しなかった人よりも収入を大きく増やしたこともわかった。転職者の収入は中央値で16.1%増加した。

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