酷暑は「命にかかわる問題」 アジアの出稼ぎ労働者ら

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出稼ぎ労働者らは、暑い中でも屋外で重い防護服を着用し働いている=シンガポール/Roslan Rahman/AFP/Getty Images

出稼ぎ労働者らは、暑い中でも屋外で重い防護服を着用し働いている=シンガポール/Roslan Rahman/AFP/Getty Images

(CNN) 世界各地で異常な暑さが続くなか、アジアの出稼ぎ労働者らは命の危険にさらされながら屋外での作業を強いられている。

インド北西部出身のラジさん(32)は7月30日、シンガポール中心街の建設現場でセメントと砂の袋を運んでいる時に激しい頭痛を覚え、数分のうちにひざをついて嘔吐(おうと)を始めた。体に力が入らず、頭がくらくらしていた。

ラジさんは2児の父。アジアの建設現場や造船所、鉱山、工場、農場などで働く何百万人もの出稼ぎ労働者の1人だ。高温多湿の中で長時間にわたり、屋外で働き続ける。

施工が行き詰まった建設現場の仮設寮に座った出稼ぎ労働者=シンガポール/Suhaimi Abdullah/Getty Images
施工が行き詰まった建設現場の仮設寮に座った出稼ぎ労働者=シンガポール/Suhaimi Abdullah/Getty Images

ラジさんは会社やシンガポール当局に知られないよう名字を伏せて、CNNのインタビューに応じた。「家族を養うためには働くしかない」と話す。

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