米スターバックス、次期CEOにナラシムハン氏を指名
ニューヨーク(CNN Business) 米スターバックスは1日、英レキットベンキーザー・グループの最高経営責任者(CEO)を務めたラクスマン・ナラシムハン氏を次期CEOに指名すると明らかにした。
ナラシムハン氏は10月1日付でスターバックスの次期CEOになる。来年4月に正式に職務を開始し、その後同社の取締役会にも加わる。
レキットベンキーザー・グループは同日、スターバックスの発表に先立ちナラシムハン氏の退任を発表した。
昨年春に暫定的にトップに就任したハワード・シュルツ氏は移行期間中、暫定CEOとして留任し、スターバックスの取締役会にも残る。
ナラシムハン氏はスターバックスにとって重要な時期にCEOに就任する。
同社は米国で広がる労働組合結成の動きをかわそうと試みている。一方、重要市場の中国では、厳格な新型コロナウイルス対策の影響で事業が打撃を受けている状況だ。
ナラシムハン氏は正式就任する前の6カ月間、シュルツ氏ら経営幹部や従業員、顧客と時間を過ごし、会社刷新の必要性を説くシュルツ氏が最近打ち出した改革案を学ぶ予定。
ナラシムハン氏は1日の声明で、スターバックスに加われて「光栄」だとコメント。シュルツ氏も同日、ナラシムハン氏はこの仕事に適任だと述べた。