カップ入りマカロニの「3分半で完成」は偽りと主張、米消費者が約7億円の賠償求め提訴

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「3分半で完成」との宣伝文句は偽りだとして訴訟が起きたカップ入りマカロニ&チーズ/Richard B. Levine/Levine Roberts/Zuma Press

「3分半で完成」との宣伝文句は偽りだとして訴訟が起きたカップ入りマカロニ&チーズ/Richard B. Levine/Levine Roberts/Zuma Press

(CNN)  電子レンジで調理するカップ入りのマカロニ&チーズについて、「3分半で完成」とうたった宣伝は偽りだとして、米フロリダ州の女性がメーカーを相手取り、500万ドル(約6億9000万円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。

原告のアマンダ・ラミレスさんは、米食品大手のクラフト・ハインツ・フードが販売する「Velveeta」シリーズのシェル&チーズについて、食べるまでの準備に宣伝よりも長い時間がかかると訴えている。

訴訟は今月18日、フロリダ州南部地区の米連邦地裁に起こされた。

訴状の中で原告側は、3分半で完成という同製品の説明について、「虚偽であり誤解を招く」と主張。電子レンジで3分半という加熱時間には、準備に必要な他の4段階の手順、すなわち、蓋とソースの袋を取り、水を加え、電子レンジで加熱してかき混ぜるという手順が含まれていないと訴え、この手順があるために、わずか3分半でマカロニ&チーズを完成させることは不可能だとした。

クラフト・ハインツ・フードの広報は28日、「このくだらない訴訟については認識しており、訴えに対して強く反論する」とコメントした。

原告側はさらに、同社が誤った宣伝で不当な利益を得ており、価格を大幅に上乗せし、「誤解を招く」宣伝を使って消費者の目を引いていると主張。原告は宣伝された時間を理由に「本来支払うべき金額よりも高い金額で同製品を購入したが、真実を知っていれば購入しなかったか、もっと安い金額を支払っていた」と訴えた。

原告側は損害賠償に加え、「詐欺的な宣伝」をやめるよう同社に命じることも求めている。

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