日銀、大規模な金融緩和策を継続へ 縮小見送り
香港(CNN) 日銀は17~18日の金融政策決定会合で、現在の大規模な金融緩和策を維持する方針を決めた。
日銀がインフレを受けて政策を修正し、緩和策を縮小するとの観測は打ち消された形だ。
会合では、短期金利をマイナス0.1%、長期金利(10年国債金利)を0%前後の水準で維持する方針が決まった。
日銀は今後の見通しとして、日本経済は回復に向かうものの、物価高や世界経済の減速などの下振れ要因は残る可能性が高いと指摘した。
外国為替市場では先週、対ドルの円相場が上昇し、約7カ月ぶりの円高水準となっていたが、18日は日銀の発表を受けて円安が進んだ。
日銀は先月、長期金利の変動許容幅をプラスマイナス0.5%に拡大。突然の発表に株価は急落し、円高が進行した。市場では、これに続いて今月の会合でさらに修正があるとの観測が高まっていた。