昨年の風力・太陽光発電は過去最多、化石燃料の「終わりの始まり」 英分析

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ドイツ西部の湖に浮かぶ太陽光発電所でソーラーパネルを修理する作業員/Ina Fassbender/AFP/Getty Images

ドイツ西部の湖に浮かぶ太陽光発電所でソーラーパネルを修理する作業員/Ina Fassbender/AFP/Getty Images

報告書によると、現在、世界の電気の4割近くは再生可能エネルギーや原子力によって発電されており、過去最高の水準にあるという。

22年の世界のエネルギー発電量に占める風力や太陽光の割合は12%と、前年から10%増大した。

太陽光エネルギーは前年から24%増え、18年連続で最も成長ペースが速い電力源となった。風力発電は17%増えた。

英国東部グレート・ヤーマス沖にある風力発電所/Cesar Manso/AFP/Getty Images
英国東部グレート・ヤーマス沖にある風力発電所/Cesar Manso/AFP/Getty Images

化石燃料は依然として支配的だ。石炭電力が22年の世界の発電に占める割合は36%と、電力源としては依然最も大きかった。ただ、エンバーの予測では、発電による地球温暖化汚染の水準は22年が「ピーク」になる見通しで、化石燃料の発電量が増える年はこれが最後になりそうだ。

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