昨年の風力・太陽光発電は過去最多、化石燃料の「終わりの始まり」 英分析

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スペイン北部サラゴサにある風力発電所の風力発電機/Cesar Manso/AFP/Getty Images

スペイン北部サラゴサにある風力発電所の風力発電機/Cesar Manso/AFP/Getty Images

(CNN) 風力・太陽光発電のブームを受け、再生可能エネルギーによる発電量が過去最高の水準に達したことが、英シンクタンク「エンバー」の分析から明らかになった。

12日に発表された報告書によると、発電目的での石炭や石油、ガスの使用は2023年に減少に転じる見通し。世界的な景気後退やパンデミック(感染症の世界的大流行)の期間を除き、化石燃料による発電が減少する年は初めてとなる。

報告書では、化石燃料発電による地球温暖化汚染の水準はすでにピークに達した可能性があると指摘している。

報告書の筆頭著者を務めたマウゴジャータ・ウィアトロス・モティカ氏は声明で、研究結果は世界が「化石燃料の時代の終わりの始まり」に到達したことを示していると説明。「私たちはクリーンパワーの時代に入りつつある」と付け加えた。

エンバーは今回、年次報告書「世界電力レビュー」の第4版のために、世界の電力消費量の93%を占める78カ国のデータを分析した。

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