ジャック・マー氏、食品関連の企業を立ち上げ
香港/台北(CNN) 中国ネット通販大手のアリババ集団の創業者、馬雲(ジャック・マー)氏が食品関連のスタートアップ(新興企業)を立ち上げたことがわかった。
公開されている記録によれば、新会社は今月22日に、マー氏の出身地である浙江省杭州市で設立された。社名は「杭州馬家厨房(ちゅうぼう)食品」。
中国の国家企業信用情報公開システムによれば、同社はパッケージされた食品の販売や、輸出入、食用の農産物の販売に重点を置いている。資本金は1000万元(約2億円)。
新会社はビジネスモデルの詳細やどのような種類の食品を販売するかについて公にしていない。
詳細は明らかになっていないものの、マー氏が中国で人気を集めている調理済み食品の波に乗ろうとしているとの見方が出ている。
調査会社ユーロモニターインターナショナルによれば、すぐに食べることができる調理済み食品の中国の市場規模は昨年、711億元となり、2018年から約28%拡大した。