日本、2023年10~12月期はマイナス成長 リセッション入り
香港/東京(CNN) 内閣府が15日に発表した2023年10~12月期の国内総生産(GDP)は年率換算で前期比0.4%減だった。国内消費が弱く、予想外のマイナス成長となった。
マイナス成長は2四半期連続で、日本経済はリセッション(景気後退)入りした。リセッションは通常、2四半期連続で経済が縮小することを指す。
日本のGDPは米ドル換算で、ドイツに抜かれて世界4位に転落した。
個人消費は日本経済の約半分を占めるが、23年10~12月期は前期比0.2%減だった。日本の消費者は食料や燃料などの価格の上昇に苦慮している。
ジャパンマクロの東京在住のストラテジスト、ニール・ニューマン氏によれば、日本は基本的なエネルギーの94%、食料の63%を輸入しているため、円安が生活費を大きく押し上げるという。