シャチの群れが流氷に囲まれ立ち往生 北海道・羅臼沖

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北海道・羅臼町の沖合で、10頭以上のシャチが流氷に囲まれて立ち往生している/Wildlife Pro LLC/Facebook

北海道・羅臼町の沖合で、10頭以上のシャチが流氷に囲まれて立ち往生している/Wildlife Pro LLC/Facebook

(CNN) 北海道の羅臼町で6日朝、10頭以上のシャチが沖合で流氷に囲まれて立ち往生していると、地元の漁業者から通報があった。

町の当局者らは国内テレビとのインタビューで、シャチを救出できる手段はなく、氷が動くのを待つしかないと語った。

野生動物の調査や捕獲、対策を手掛ける地元企業、ワイルドライフプロが同日公開したドローン(無人機)の映像には、流氷のすき間でもがくシャチの姿が映っている。同社は海洋調査の途中でこの群れに遭遇したという。

映像を撮影した従業員はインタビューで、「約13頭のシャチが氷の穴から頭を出しているのが見えた」「必死で呼吸している様子だった。子どものシャチも3~4頭いたようだ」と話した。

現場の海域は無風状態で、流氷は同じ場所にとどまっている。

羅臼町沖では2005年にもシャチの群れが流氷に閉じ込められ、この時はほぼ全滅していた。

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