米マクドナルド、クリスピー・クリームのドーナツ販売へ
ニューヨーク(CNN) 米マクドナルドのメニューに、新たに米クリスピー・クリームのドーナツが加わることになった。両社が25日、CNNに語った。
米国内のマクドナルド店舗で、クリスピー・クリームの「オリジナル・グレーズド」「チョコスプリンクル」「チョコクリーム」の3種類が販売される。
1個ずつ、または6個セットで、販売時間はモーニングから売り切れまで。
すでに南部ケンタッキー州のマクドナルド160店舗で、試験的にモーニングメニューに追加された。今年から段階的に販売店舗を増やし、2026年中には米国内の全店舗で注文できるようにする。
クリスピー・クリームの各店舗は26日、提携を記念してドーナツを無料配布。同社の株価はこの日、39%あまり上昇した。マクドナルド株は変動がなかった。
競合チェーン同士が提携した例としては、米ウェンディーズが今年、モーニングメニューに米シナボンのシナモンロールを追加した。
提携によって販路拡大などの効果が見込める一方、結果的にそれぞれのブランドが弱体化する危険性もあると、専門家らは指摘している。
米トゥルイストのアナリストによると、クリスピー・クリームは都市部から離れたマクドナルドの店舗まで、ドーナツを届けるシステムを確立する必要がある。
一方、マクドナルドは最近の値上げで客離れが続き、一部商品を値下げする可能性を示唆している。