米GM、「シボレー・マリブ」の生産終了へ 製造工場はEV向けに再編

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米ゼネラル・モーターズ(GM)は、主力のセダン「シボレー・マリブ」の生産を11月で終了することを明らかにした/Barrett-Jackson/Getty Images

米ゼネラル・モーターズ(GM)は、主力のセダン「シボレー・マリブ」の生産を11月で終了することを明らかにした/Barrett-Jackson/Getty Images

(CNN) 米ゼネラル・モーターズ(GM)が主力のセダン「シボレー・マリブ」の生産を今年11月で終了することがわかった。GMが明らかにした。マリブを製造している米カンザス州カンザスシティーの工場は、電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」の新型の製造に向けて再編される。

マリブの生産終了に伴い、GMが米市場で販売するシボレーブランドは、トラックとスポーツ用多目的車(SUV)と、2人乗りの「シボレー・コルベット」だけとなる。

競合であるフォードも数年前に同様の動きを見せていた。フォードは「トーラス」や「フュージョン」といったセダンの生産を終了し、従来型の自動車のラインアップとしては2人乗りの「マスタング」だけを残した。マスタングの競合だった「シボレー・カマロ」も昨年、生産終了が発表されていた。

調査会社コックス・オートモーティブによれば、SUVやトラック、バンなどを含まない従来型の自動車が米国での販売に占める割合は20%未満。マリブの現在のモデルが発売されたのは2016年で、比較的人気の高いホンダの「アコード」やトヨタの「カムリ」といった競合よりもかなり古くなっていた。

マリブは1960年代に「シボレー・シェベル」の上位モデルとして登場し、70年代には独自ブランドとなっていた。83年に生産が終了するものの、97年にブランドが復活。現在まで生産が続いていた。

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