NY証券取引所、システム障害でバークシャー株「99%安」も すでに解消
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で3日、システム障害が発生し、投資会社「バークシャー・ハサウェイ」が一時「99.97%安」となって取引が中断されるなどの影響が出た。NYSEによると、問題はその後解消し、通常の取引が再開した。
大手銀行幹部がCNNに語ったところによると、NYSEの親会社、米インターコンチネンタル取引所(ICE)の調査で、サイバー攻撃の形跡は見つからなかった。
NYSEの報道担当者は、「技術的な問題」で約40銘柄の取引が中断したと述べた。
価格情報の実況を配信する団体は、新たなソフトウェアが公開されたことに関連する問題だった可能性を指摘した。
バークシャー・ハサウェイ株は先週末の終値62万7400ドル(約9800万円)に対し、約2時間にわたって185.10ドル(約2万9000円)まで下落した。NYSEは、「誤った」取引を無効とする判断を下した。
同様にファストフード大手、チポトレ・メキシカン・グリル株の取引も中断した。
カナダの金鉱山大手バリック・ゴールドと、次世代原子炉を開発する米新興企業ニュースケール・パワーの株価も、それぞれ一時的に98.5%下落した。