英歌手アデル、LGBTQ+に暴言の観客を叱責
(CNN) 英歌手アデルが米ラスベガスでこのほど行ったコンサートで、LGBTQ+の祭典に対する暴言を吐いた観客を叱責(しっせき)する一幕があった。
SNSに投稿された動画によると、観客の1人がアデルのコンサートの最中に、LGBTQ+の権利を啓発するプライド月間を中傷して「プライド最低」と暴言を吐いた。
アデルはこの暴言に腹を立てた様子で、即座に「ちょっとあんた、私のショーに来て『プライド最低』って言った?」「あんた馬鹿なの? 馬鹿馬鹿しいこと言うんじゃないよ」と放送禁止用語を交えつつ言い返した。
さらに「いいことを何も言わないなら黙れ。分かった?」と言い募るアデルに対して、観客からは拍手と歓声が巻き起こった。
毎年6月はプライド月間にあたり、世界中のLGBTQ+がありのままの自分でいる自由を祝って結集する。
暴言を吐いた観客がそのまま会場に残ったのかどうかは分かっていない。
アデルはラスベガスで開いた昨年のコンサートでも、警備員が観客の1人に嫌がらせを行っているとして叱りつけていた。