米歌手テイラー・モムセン、公演中のステージでコウモリにかまれる被害
(CNN) 米ミュージシャンで人気テレビドラマ「ゴシップガール」に出演した元女優のテイラー・モムセンさんが、先週スペインで行われた公演の最中に、ステージ上でコウモリにかまれるハプニングがあった。
本人のインスタグラムに掲載された動画によると、公演の真っ最中に、モムセンさんの太ももに1匹のコウモリがとまった。
動画の中のモムセンさんは、脚の上のコウモリに気付いてスタッフに助けを求めている。何人もの人がステージに駆け上がると、コウモリは数秒後に飛び去った。別の動画では、病院と思われる場所でモムセンさんが脚に注射を受けていた。
「私は本物の魔女かも」と観客に冗談を飛ばしてみせたモムセンさん。騒ぎが起きた時に歌っていたのは「Witches Burn(『魔女狩り』の意味)」という楽曲だった。
投降では「大騒ぎの観客に指さされるまで」自分の脚にコウモリがしがみついていることに気付かなかったと打ち明け、「彼は可愛かったけれど、私をかんだ」と書き込んだ。
今後2週間は狂犬病の予防接種を受ける予定だといい、「その朝ニュースで事情を知って私をバットガールと呼んでくれた」病院スタッフにも感謝するとコメントしている。
本人が投稿した別の動画には、舞台裏でこの騒ぎを振り返って「(コウモリは)命がけでしがみついた」と語るモムセンさんが映っている。その瞬間は「怖かった」とも告白した。
モムセンさんはまた、ステージ機材にはり出された「コウモリ禁止」の表示と並んで撮影した記念写真も掲載している。
米疾病対策センター(CDC)によると、狂犬病ウイルスは感染動物との直接的な接触を通じて感染することがある。ウイルスが中枢神経を攻撃すると脳疾患を引き起こし、治療しなければ死に至ることもある。