米小売り大手ターゲット、小切手の受け付けを中止
(CNN) 米小売り大手のターゲットは、今月15日から個人小切手による支払いができなくなると発表した。米小売り各社は買い物のわずらわしさを解消する狙いで、レジで使う人が減っている小切手の受け付けを相次いで中止している。
ターゲットはCNNの取材に対し、小切手を使う客は極めて少ないと説明した。
高齢の消費者など、小切手が徐々に廃止されることを嘆く人も少数いると業界アナリストは指摘する。
ターゲットは、Apple Payやクレジットカード、デビットカードなど、小切手以外の決済手段は引き続き利用できるとしている。
金融ソフトウェア会社の2024年の調査によると、米国人の約61%は今も小切手を使っている。小切手を使用すると答えた消費者は、Z世代やミレニアル世代など若い世代の方が、年配のX世代よりも多かった。
米国では小切手が使えなくなる小売店が増えている。例えば食品スーパーのアルディは、小切手は受け付けないとウェブサイトに明記している。アマゾン傘下のホールフーズも決済手段として小切手は受け付けていない。