「ディズニープラス」契約者は訴え起こせず、不法死亡訴訟でディズニー側が主張

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原告が「ディズニープラス」の契約をしていたことを理由にディズニー側が訴えを退けるよう求めている/Gabby Jones/Bloomberg/Getty Images/File

原告が「ディズニープラス」の契約をしていたことを理由にディズニー側が訴えを退けるよう求めている/Gabby Jones/Bloomberg/Getty Images/File

ニューヨーク(CNN) 米ディズニーのテーマパーク内の飲食店で食事をした後に急死した女性の夫が、ディズニー側に過失があったとしてウォルト・ディズニー・パークス&リゾーツなどを訴えている裁判で、ディズニー側が原告の男性の「ディズニープラス」契約を理由に訴えを退けるよう求めている。

原告は、ニューヨークの医師だった妻を亡くしたジェフリー・ピッコロさん。妻は2023年10月にウォルト・ディズニー・ワールド内の飲食店で食事した後、激しいアレルギー反応を起こして死亡した。

訴訟の中でピッコロさん側は、飲食店でアレルゲンがないことを何度も確認してメニューを注文したにもかかわらず、妻は乳製品とナッツに対するアレルギー反応を起こして死亡したと主張。ディズニーと飲食店側に過失があったとして、5万ドル(約740万円)超の損害賠償を求めている。

これに対してディズニー側は、ピッコロさんが19年に動画配信サービスのディズニープラスで1カ月の無料トライアルを契約していたことを理由に、訴えを退けるよう求めた。トライアル契約には、紛争が発生した場合は全てディズニーとの仲裁によって解決するという条項が含まれていた。

ディズニー側はさらに、ピッコロさんがウォルト・ディズニー・パークスの公式サイトを利用して入園チケットを購入していたことを理由に、ピッコロさん側がディズニーを相手取って訴訟を起こすことはできないと主張している。

ディズニー側の主張についてピッコロさんの弁護士は、ディズニープラスの無料トライアルを契約すると関連会社や子会社に対して陪審裁判を求める権利がなくなるという主張は「あまりにも言語道断であり不当」と訴えた。

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