米マクドナルド、「マックバリュー」を導入 近年最大のメニュー刷新

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米マクドナルドが新たなバリューメニューを国内店舗で導入/Mario Tama/Getty Images

米マクドナルドが新たなバリューメニューを国内店舗で導入/Mario Tama/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米マクドナルドの新たなバリューメニューが現地時間7日、米国内の店舗で導入される。マクドナルドで近年最大規模のメニュー変更になる。

新しいお手頃価格のメニューは「マックバリュー」と名付けられた。値上げで遠のいた客足を呼び戻すための取り組みだ。今年発表された人気の5ドルメニューが目玉で、1品購入するともう1品を1ドルで追加購入できるオプションも朝食を含めて導入する。

マックバリューにはアプリ専用のオファーや、各フランチャイズ店が取りまとめる地元の飲食物のメニューも含まれる。マクドナルドの7日の発表によると、プロレス団体WWEのレスラーから俳優に転じたマクドナルドの「生涯のファン」、ジョン・シナ氏をマックバリューの宣伝キャンペーンに起用するという。

マクドナルドは数四半期連続で業績不振が続いた後、成長の再加速を試みている。コスト高騰に伴い過去5年でメニュー平均価格が約4割上昇したことで、財布のひもが堅い顧客の目にはマクドナルドの価値が薄れて映っている。

マクドナルドが新メニューを発表したのは昨年11月、大腸菌の集団感染で売り上げや客足が落ち込んだ直後だった。マクドナルドは当時、マーケティングや大腸菌騒動の影響を大きく受けたフランチャイズへの支援に1億ドルを投入すると発表。その後、騒動は収まった。

マクドナルドは2月3日に四半期決算を発表する予定で、これらの取り組みが奏功しているのか投資家が初めて目にする機会となる。

食料品から住宅、ファストフードまであらゆるものの値段が上がる中、消費者の多くは資金繰りに窮している。食品業界の調査・コンサルティングを手掛けるテクノミックの幹部デービッド・ヘンクス氏によると、マックバリューの全米導入は「価値指向のブランドとしてのマクドナルドの幅広いイメージを強化する」一助になるという。

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