不快感を与えるタトゥーや透ける服はダメ、米スピリット航空が約款改定

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米スピリット航空は乗客の身だしなみに関する運送契約を更新した/Eva Marie Uzcategui/Bloomberg/Getty Images

米スピリット航空は乗客の身だしなみに関する運送契約を更新した/Eva Marie Uzcategui/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米格安航空会社のスピリット航空が運送約款を改定し、不快感を与えるタトゥーを入れた乗客や肌が透けて見える服装の乗客は搭乗できないことがあると明記した。

改訂版の運送約款では22日現在、服装やボディーアートなどの身だしなみについて、わいせつ、みだら、あるいは不快感を与えるなど不適切な服装の乗客や裸足の乗客は搭乗を許可しない、あるいは降りてもらうことがあると明記している。

「不適切な服装」とは、透ける服や肌が適切に覆われていない服、胸部や臀部(でんぶ)など隠すべき部位が露出している服と定義している。

航空機に搭乗する際の服装をめぐっては長年論議が絶えなかった。乗客が服装を理由に非難されたり搭乗を拒否されたり、場合によってはSNSで論議の的になることもある。

スピリット航空は以前から、みだらな服装や不快感を与えると見なされた服装を禁止していたが、今回の改訂でより具体的になった。

昨年10月にはスピリット便に搭乗した女性乗客が、腹部が見えるクロップトップの服装を理由に客室乗務員から降りるよう求められたと訴えていた。

同じような問題は他社でも起きている。2019年にアメリカン航空便に搭乗した女性乗客は、肩の露出を覆い隠さなければ搭乗させないと言われて屈辱を受けたと訴え、アメリカン航空が謝罪していた。

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