豪州で5キロの巨大金塊、アマチュア探鉱者が発見
(CNN) オーストラリア南部の町バララットで、アマチュアの探鉱者が重さ5.5キロの金塊を発掘した。
専門家は、30万ドル(約2700万円)相当の価値があるとしている。
匿名を希望する発見者は、金属探知機を使って地表から60センチ強の深さに埋まっていた金塊を発見。16日午後、発見者は地元で金を取り扱う店に来店。店のオーナーは「満面の笑みで目が輝いていた」と話す。
同店主によると「ここ10年は、1キロを超える金塊を発掘するのは極めて困難だった。今回の(5.5キロ)の金塊は極めて珍しい」という。
地元住民によれば、同地域では1851年ごろから金塊が頻繁に発見されるようになった。
かつては探鉱者が目や感覚を研ぎ澄まして発掘していたが、今は進化した探知機が活躍する。今回の発見者は7000ドル(約63万円)の探知機を使用していたという。
金塊の収集家はすでに今回の発見に注目しているもようだ。探知機メーカー関係者は「同じ重さの金よりも20~30%の高値で売れると思う。小さく良好な金塊でも10~15%高く売れている」と語った。