「土星に手を振ろう」 地球を撮影
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、土星の軌道上にある探査機「カッシーニ」が米国時間19日(日本時間20日)に撮影する写真に地球の姿が写ると発表した。このイベントを「初の惑星間写真撮影」と位置付け、「土星に手を振ろう」と呼びかけている。
カッシーニは日食に合わせて土星や土星の輪を撮影する予定で、その中に、小さいながらも地球の姿が写るという。撮影は日本時間の20日午前6時27分~42分の間に行われる。
カッシーニの画像撮影チームはこの日を「地球がほほ笑む日」と命名。「この時間は外に出て友人や家族と集まり、自分たち自身の存在、そして地球上のすべての生命に思いを馳せてほしい」と呼びかける。
NASAによれば、太陽系外縁部から地球を撮影する機会は極めて少なく、そうした画像はこれまで2枚しかないという。
カッシーニは1997年に打ち上げられ、2004年から土星の軌道を周回している。