ジャイアントパンダの赤ちゃん、2頭目は死産 米動物園
(CNN) 米スミソニアン国立動物園で先週出産したジャイアントパンダのメイシャンが24日夜、もう1頭の赤ちゃんを産んだが、2頭目は死産だった。
メイシャンは23日に1頭目を出産。動物園関係者は、24日までに双子のもう1頭が生まれる確率が50%あるとして、監視を続けていた。
動物園の報道担当者によると、飼育室ではメイシャンが2頭目を産んでしばらくの間、毛づくろいする姿もみられた。しかし、床に落ちた赤ちゃんが動かず鳴き声も聞こえなかったため、スタッフが器具を使って捕獲したところ、発育異常があったことが判明した。同担当者は「詳しい検査を実施中で、結果は明日発表する」と述べた。
動物園が25日発表したところによると、1頭目の赤ちゃんは検査の結果、異常なしと診断された。よく乳を飲み、心拍数も正常で、両方の肺から呼吸音が聞こえるという。メイシャンが1年前に産んだ雌の赤ちゃんは、生後まもなく肺機能不全による酸欠で死んだ。メイシャンは同動物園で飼育されているティエンティエン、米サンディエゴ動物園のガオガオという2頭の雄の精子を使った人工授精で妊娠した。1頭目の赤ちゃんの父親や性別は、2~3週間後に判明する見通しだ。