災害時に生き抜くためのアイデア 国際デザイン賞候補から
(CNN) 地震や津波、洪水、竜巻などの自然災害に見舞われた時、避難場所や飲料水の確保は生死を分けるほどの意味を持つ。そんな「意味」を追求したアイデアの数々が、国際デザイン賞「インデックス:アワード」の受賞候補に出そろった。
世界の自然災害は今後ますます頻繁に、しかも大きな規模で発生すると予想される。災害が襲った時の被害を少しでも軽減するには何が必要かというテーマに、デザイナーたちの関心が集まっている。
「生活を向上させるデザイン」に贈られるインデックス:アワードの審査では、災害という複雑な問題に対し、低コストでシンプルな解決策を示す作品が高く評価されているようだ。
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「ノア」は日本の一般家庭向けにデザインされた。鮮やかな黄色の球体は、直径120センチで大人4人が入れる。入り口を密閉し、水に浮いた状態で助けを待つことができる。がれきが衝突しても跳ね返す強化プラスチック製。外気を取り込むための吸気口もある。すでに53万5500円で市販されている。