ゴルフボールを盗んで走り去るキツネ、人気者に
(CNN) スイス・アルプスのふもとにあるゴルフ場で、毎日決まった時間帯に出没し、プレイヤーが打ったボールをさらっていく1匹のキツネが話題になっている。出没時刻にはキツネ見物のギャラリーもできる賑わいぶりだ。
「キツネは毎日午後4時から6時の間にやって来る」と話すのは、支配人のトーマス・グレチ氏。「1番ホールと6番ホールの間を走り回ってプレイヤーが打つのを待ち、まっしぐらにボールを追いかけて口にくわえて走り去る」という。
毛並みなどからまだ若いキツネとみられ、いつも1匹だけで出没。過去1カ月は夕方になると決まって現れ、「フォクシー」という名も付いた。おかげで「たくさんの人が興味を持って、午後になるとキツネを見に来るようになった」とグレチ氏。併設のレストランもこの時間帯の客が増えたという。
同ゴルフ場は山間部にあり、犬や猫などを見かけることは珍しくない。「しかし野生の動物がゴルフコースでプレーする人間にこれほど近づいてくることは滅多にない。私たちにとっては非常に特別なことだ」とグレチ氏は言う。