宇宙ステーションで船外活動 冷却システムを修理
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)によると、国際宇宙ステーション(ISS)で24日、冷却システムの修理のため、米国人飛行士2人が7時間半にわたる船外活動を行った。
船外活動が終わったのは日本時間の25日午前4時20分ごろ。リック・マストラキオ、マイク・ホプキンス両飛行士が新たなポンプを取り付け、冷媒の液体アンモニアを流すためのチューブをつないだ。
絡んだチューブをほどく過程で少量のアンモニアが漏れ出し、飛行士らの宇宙服に付着したものの、NASAの報道担当者によれば大きな問題にはならなかった。
冷却システムの不具合は11日に発生した。21日には両飛行士が5時間半の船外活動により、故障したポンプの取り外し作業を完了していた。
ISSの建設や保守を目的とした船外活動は、これで176回目。クリスマスイブの船外活動としては、1999年に米スペースシャトル「ディスカバリー」の飛行士2人が実施したハッブル宇宙望遠鏡の補修以来、史上2回目となった。
ISSには現在、ロシアの飛行士3人と、日本人の若田光一飛行士が搭乗している。