キリン処分の動物園に殺人予告、是非巡る論議白熱
交流サイトのフェイスブックには、同動物園を非難するコメントが殺到した。
しかし中には、殺処分の理由について理解しようとせず、自分が普段食べている肉の出所も知らないのに動物園を批判するのは偽善だという意見もあった。
ネットの助命嘆願は実らなかったが、10日には「キリンのマリウスを殺したコペンハーゲン動物園のバンク・ホルストを解雇しろ」と求める署名運動も浮上。同日午後までに1万6000を超す署名が集まっている。
米国では動物園や水族館の名誉園長の肩書を持つテレビコメンテーターのジャック・ハナ氏が、「確かに自然界では自然のことだ」「しかし自然界のことが分かっていない2歳や3歳や6歳の子どもに見せる必要はない」と発言した。
ただ、CNNが取材を申し込んだ多数の動物園は取材に応じなかった。米国の動物園水族館協会(AZA)は、「(EAZAの)制度や手順はAZAとは異なる」という短い談話を発表するにとどめた。