NYに猫カフェがオープン、里親探しに貢献
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク・マンハッタン南部に24日、期間限定の猫カフェがオープンし、愛猫家が長い行列を作った。店では里親探しの猫16匹が客を出迎え、この日のうちに引き取り手が決まった猫もいた。
猫カフェは食品大手ネスレのペットフードブランド「ピュリナワン」が、27日までの期間限定で運営。ニューヨーク州で保護施設を運営する団体と提携し、同施設などが保護している16匹を選んで店でくつろいでもらうことにした。
ピュリナワンの担当者は、「犬の場合は散歩に連れて行って公園で愛犬家同士の交流ができるけれど、猫の飼い主にはそれができない。そこで愛猫家も猫に囲まれて猫の健康について話し合える場を設けた」と話す。
猫の健康管理や里親探しについて認識を高めてもらう目的で、猫行動心理学者や獣医師といった専門家のセミナーも予定している。
猫たちは客のひざに乗ったり寝床で丸くなる姿を見せたりして客たちを楽しませ、初日だけで4匹の引き取り手が決まったという。26日のイベントでは里親探しの猫をさらにたくさん連れてくる予定。
猫カフェはアジアで始まって欧州に広がり、米国ではカリフォルニア州やオレゴン州でも出店準備が進んでいる。しかし北米での開店は今回が初めてだという。「日本のうわさを聞いて、猫カフェのため日本に行かなければと以前から思っていた」という女性客もいた。