匿名富豪が街中に現金隠して「善意のゲーム」 米
ツイッターのフォロワー(閲覧者)数は、27日午後の時点で7万人に達した。「政治や宗教、ビジネスとは一切無関係。自分の受けた恩を、次は不特定の人たちに送るというのが趣旨だ」と強調する。支援者さえ確保できれば、今週中にもロサンゼルスなどほかの都市に手を広げたいという。
匿名の男性は、「自閉症の息子が見つけてくれた、同じビーチにいた人たちと分け合った、同僚たちにに昼食をごちそうした、慈善団体に寄付するつもり――など、心温まる話が多数寄せられている。今後も無期限で続けていきたい」と声を弾ませる。
さらに、全米の富裕層もぜひ後に続いてほしいと語り、「これがひとつの運動となって連鎖的に広がることを望んでいる」「投資が成功して大きな利益を手にした時と同等か、それ以上のやりがいを感じられる」と力を込めた。
市民からはローン返済や子どもの学費、歯の治療などにお金が必要だと訴えるメールも殺到しているが、「それらは私の想定を超えている」と指摘し、「これはあくまでゲーム。家計の救済策としては期待しないで」と話している。