時代を超えた美、月面図の歴史をたどる
米地質調査所(USGS)、1979年
USGSがNASAと協力して月の地質図の作成を始めたのは1960年代のこと。最近では、火星の地質図の作成も行っている。

NASA、1996年
NASAの木星探査機ガリレオが1992年に撮影した15枚の月の画像を組み合わせたもの。赤色の部分は主に標高の高い地域、青やオレンジの色の箇所は大昔に噴火した火山の溶岩が流れた「月の海」の部分にあたる。濃い青の部分はオレンジ色の場所に比べ、土壌にチタンが多く含まれている。

NASA、1999年
月探査機ルナ・プロスペクターの観測データから作られた月面図。重力の違いによって色分けされており、赤いところが最も強い。ここは「マスコン」と呼ばれ、地中に重い物質が集積している場所だ。